Rokiのチラ裏

学生による学習のログ

2016-01-01から1年間の記事一覧

macOS SierraからDebianにVNC接続ログ

以前高校生へC++1zを教授するという機会で母校へ戻った時に、「もう本当動作重いし誰も使ってないからアゲルよこれ」との事で有り難く頂いたDell Vostro 1540。帰宅後、即Basix Linuxを入れた。自由なオペレーティングシステムとソフトウェアへ変貌したと共…

Type Erasureにおける質問

C++

とても有名な、Type Erasureによるダックタイピング。 #include<memory> struct X{ template<class _Tp> X(_Tp&& x):ptr(new Erasure<_Tp>(std::forward<_Tp>(x))){} void quack()const{ptr->quack();} private: struct ErasureBase{ virtual ~ErasureBase()=default; virtual void quack(</_tp></_tp></class></memory>…

C++標準バージョン毎のhas_iterator 実装方法と解説

C++

汎用オレオレライブラリ製作などに当たって標準コンテナに適応できるようiterator型に対する型特性を扱いたい時というのもまあまあ頻度としてある気がするので、既出ネタであるような気もするがC++03、11、14、1z毎のhas_iterator type traitsメタ関数の実装…

gitbookのセットアップログ

入門書、やっと制御文の項目に到達…gitbookに公開し始めるのは流石にまだかなあ。環境構築だけしとこう。— 五味 拓樹 (@530506) 2016年10月1日 というわけで、時代の流れ的には今頃な気がするが、一応環境だけ取り敢えず作っておく事にした。*1 % curl -o- h…

cereal A C++11 library for serializationをParameterized Base Class Idiomで美味しく頂く

C++

多分既出ネタのような気がする(確認していない)が自分用メモも兼ねてまとめて見る事にした。 cerealとはヘッダーオンリーでシリアライズ、デシリアライズが可能なC++ライブラリである。 cereal is a header-only C++11 serialization library. cereal takes …

クラスの内部に持つデータ型の互換性からクラス自体に互換性を持たせる場合の良き書き方

C++

以下のような単純なクラスがある。 template<class _Tp> struct X{ X(const _Tp& x=0):value(x){} bool eq(const _Tp& x){return x==value;} private: const _Tp value; }; これを使う場合に、例えばintとlongを型として当てはめた場合、クラス自体の互換性を持つように</class>…

Xcode8.0 deprecatedのEndless stream of warnings

Xcode8.0にアップデートしてからGCC6.1.0でコンパイルを行うと、どうも下記のような警告文が大量に出力されるようになった。 warning: section "__textcoal_nt" is deprecated .section __TEXT, __textcoal_nt, coalesced, pure_instructions ^ ~~~~~~~~~~~~…

Learning Rust #2

続き。 メゾット構文 統一関数呼び出し*1のような記法を言うのかと思いきや、単にメンバ関数を呼ぶ動作とあまり変わらないような気がする。 struct X{ x:u32,y:u32 } impl X{ fn multiple(&self)->u32{self.x*self.y} fn create(&self,a:u32,b:u32)->X{X{x:a…

Learning Rust #1

The Rust Programming Languageを順番に読みながら学んでいくログをこちらにまとめてみる事とした。尚、シンタックス、セマンティックスの捉え方において、同様な意味合いとしていくつかC++コードを例題として挙げるかもしれない。その辺りは予めご了承くだ…

テンプレートプレディケートをCompareに渡す

C++

一応まとめておく。 当然だが、インスタンス生成されていないテンプレート関数を推測するのは不可能である。そういった場合は、明示的にキャストをする。 #include<array> #include<boost/range/algorithm_ext/iota.hpp> #include<boost/range/algorithm/copy.hpp> #include<boost/range/algorithm/sort.hpp> #include<iostream> #include<functional> #include<experimental/iterator> template</experimental/iterator></functional></iostream></boost/range/algorithm/sort.hpp></boost/range/algorithm/copy.hpp></boost/range/algorithm_ext/iota.hpp></array>

STL Tutorial and Reference Guide,Second Edition C++ Programming with the Standard Template Library #4

前回から続く。このエントリーは以下の書籍を参照している。 STL―標準テンプレートライブラリによるC++プログラミング 第2版作者: ディビッド・R.マッサー,アトゥルサイニ,ギルマー・J.ダージ,David R. Musser,Atul Saini,Gillmer J. Derge,滝沢徹,牧野祐子…

ostream_joiner

C++

こんな便利なものがあったとは...。 #include<boost/range/algorithm_ext/iota.hpp> #include<boost/range/algorithm/copy.hpp> #include<array> #include<experimental/iterator> #include<iostream> int main() { std::array<int,5> ar; boost::iota(ar,0); boost::copy(ar,std::experimental::make_ostream_joiner(std::cout,",")); // …</int,5></iostream></experimental/iterator></array></boost/range/algorithm/copy.hpp></boost/range/algorithm_ext/iota.hpp>

std::forward

C++

分からんと言われたので解説的なエントリ。まずC++には、テンプレート引数をrvalue referenceとして引数に設定しlvalueを渡すと、lvalue referenceになるという仕様がある*1。 #include<experimental/type_traits> #include<iostream> using namespace std::experimental; struct X{}; template<class _Tp> v</class></iostream></experimental/type_traits>…

make_elements_stringにiota

C++

make_elements_stringにiotaのような機能を加えてみた。まあ、あまり需要はないだろうけど。add new features · falgon/SrookCppLibraries@b55f52c · GitHub こういったようなコードを srook::make_elements_string(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13...n); こ…

void_tを用いたdetection idiom

C++

一年前ぐらいの話題であるが...。void_tというクラステンプレートがある。これは、何をどれだけ渡そうが全て無視してvoidを返すだけのテンプレートである。しかしこれによって、テンプレートパラメータに対して、ある特定のタイプへの有効/非有効的な一式を…

式によるSFINAE

C++

C++11時代からある話題だが...。置き換え失敗はエラーにあらずで有名なSFINAEを、式によってコントロールする手法。 例えば、二つの引数を差し込む事のできる関数を定義するとする。しかし、渡したいのはイテレータか生ポインタのみであり、それ以外の値を受…

Duktapeを使ってC++コードとECMAscriptをブリッジさせる

導入 % wget http://duktape.org/duktape-1.5.1.tar.xz % tar xvfJ duktape-1.5.1.tar.xz % make -f Makefile.cmdline % ./duk -e "print('Hello duk')" Hello duk 機能テスト Ecmascriptのアルゴリズムや機能をDuktapeで利用する事ができる。 % ./duk test_…

Rangeアルゴリズム関数に対するReverseアダプタ

C++

boost.range。 #include<boost/range/algorithm.hpp> #include<numeric> #include<vector> int main() { std::vector<int> v(10); std::iota(std::rbegin(v),std::rend(v),0); boost::sort(v); } STLが各要素に重きを置いた設計であるのに対して、Boost.rangeは、rangeを1単位として考え重きを置いた設計である</int></vector></numeric></boost/range/algorithm.hpp>…

Quoted Strings Library Proposal

C++

知らなかったので自分用メモ。 #include<sstream> #include<string> #include<iomanip> #include<cassert> int main() { using namespace std::string_literals; std::stringstream ss; std::string original="foolish me"; { std::string round_trip; ss<<std::quoted(original); ss>>std::quoted(round_trip); assert(orig</std::quoted(original);></cassert></iomanip></string></sstream>…

STL Tutorial and Reference Guide,Second Edition C++ Programming with the Standard Template Library #3

前回から続く。このエントリーは以下の書籍を参照している。 STL―標準テンプレートライブラリによるC++プログラミング 第2版作者: ディビッド・R.マッサー,アトゥルサイニ,ギルマー・J.ダージ,David R. Musser,Atul Saini,Gillmer J. Derge,滝沢徹,牧野祐子…

しょぼいノートへBasix Linuxを入れる

※このエントリは、ただの日記です。 とある繋がりで、Dell Vostro 1540を、もう古くて使い物にならないとの事だったので、無償で頂いた。Celeron P4600、RAM 1GB、Windows 7というようなものだ。 まず、デフォルトでAeroが作動していたので切った。これだけ…

STL Tutorial and Reference Guide,Second Edition C++ Programming with the Standard Template Library #2

前回から続く。このエントリーは以下の書籍を参照している。 STL―標準テンプレートライブラリによるC++プログラミング 第2版作者: ディビッド・R.マッサー,アトゥルサイニ,ギルマー・J.ダージ,David R. Musser,Atul Saini,Gillmer J. Derge,滝沢徹,牧野祐子…

Ruby on RailsをOS Xに導入して動作させるまで

rubyという言語はC++erを甘やかすので、この機会に、甘やかされてみる事にした。 取り敢えず、UNIX環境で動かしたかったので、手軽にOS Xを用いる事とした。 導入 % sudo gem install rails しかし、何かエラーを吐いた。 ERROR: Error installing rails: ac…

STL Tutorial and Reference Guide,Second Edition C++ Programming with the Standard Template Library #1

一度全て通して読み終わっている書籍なのだが、こういった標準仕様に関わる書籍は何度読んでも私は個人的に楽しいので、なんとなく、今一度通しで読んでいる。 STL―標準テンプレートライブラリによるC++プログラミング 第2版作者: ディビッド・R.マッサー,ア…

make_elements_string

C++

コンテナの要素を全て出力したい事がよくある。一々全て出力するrange based forを書くのは面倒だ。ただ全ての要素を出力するだけなのだから、ネット上のどこかに落ちていそうだが、なんだか見当たらない。 そんなわけで、私は3年前ぐらいに、mikoという名前…

tupleに対してfor_each

C++

ここ数年のC++の言語仕様の拡張や発展はとても活発だ。そんな中、筆者が2~3年近くC++に触れていなかったのは、少し失敗したなと、個人的に日々感じる。 tupleについても、同じ動作を全ての各要素に対して実行する方法が、その2~3年の間には既にあった。 #inc…

C++1zの新機能をまとめたスライドと高校生向けの理解度調査問題

母校の高校の方で、プログラミングをテーマに、私が授業を持つ事となった。その件に関しての会議がこのエントリを執筆している後日にあるため、スケジュールや内容は、はっきりとはまだ定まっていない。 ただ、授業の1つの案として、ここ何日かの間はC++1zの…

tuple展開も容易になった時代

スライドを作っていて色々と文書を漁って、今頃気付いた。apply() call a function with arguments from a tuple (V3) いつの間にこんな文書が...二年以上も前じゃないか。 #include<experimental/tuple> #include<string> #include<functional> inline void f(int,float,std::string&&){} int main()</functional></string></experimental/tuple>…

Windows 10 スタートメニューが表示されない場合の改善策

dism /online /cleanup-image /restorehealth sfc /scannow powershell Get-AppXPackage -AllUsers |Where-Object {$_.InstallLocation -like “*SystemApps*”} | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register “$($_.InstallLocation)\AppXMa…

perlbrewでPerlのバージョン管理や切り替え操作

perlbrewなるもので、Perlのバージョンの切り替え操作を行ったり管理したりする事ができるとの事で、早速導入した。 % curl -kL http://install.perlbrew.pl | bash % ~/perl5/pe~/perl5/perlbrew/bin/perlbrew --version /Users/Hiroki/perl5/perlbrew/bin/…