Rokiのチラ裏

学生による学習のログ

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Can non-type template parameters in c++17 be decltype(auto)?

stackoverflow.com template <decltype(auto)> // Is this legal by standard? struct X {}; 結論: 合法である。 n4659 17.1 Template parameters [temp.param]/paragraph 4 に non-type template parameters が持てる型について示されている(下線部は強調)。 A non-type te</decltype(auto)>…

C++ Standard Library Active Issues List Issue Status 和訳

C++ Standard Library Active Issues List の Issue Status の和訳。和訳されているのを見たことがなかったので、まとめておく。様々なステータスを通じてLWG移行に報告された問題で、解決への進捗状況を示す。通常、ほとんどの問題は次の段階を流れる。 New…

量子力学と量子コンピューターについての学習メモ #4

シリーズとしては少し間が空いてしまったが前回の続き ショアのアルゴリズム ショアのアルゴリズムは、有名な因数分解の量子計算アルゴリズムである。因数分解したい数を とする。 まず に対して、お互いに約数を持たないような より小さい数 を決める。 と …

C++ メタクラス提案の要約

元記事:http://www.fluentcpp.com/2017/08/04/metaclasses-cpp-summary/, Jonathan Boccara氏 [訳注 + メモ: Herb Sutter 氏による P0707R0 Metaclasses の提案文書の要約がまとまった記事。分かりやすく要約されていたため個人的理解のため翻訳 + メモ。 …

Why an access to a volatile glvalue is considered a side effect by [intro.execution] ?

side-effect についてドラフトで再確認していたところ、その定義として “Reading an object designated by a volatile glvalue” という文面があったのでタイトルの内容をメモ。執筆時現在、side-effect については [intro.execution]/14/sentence-1 にて以下…

P0707R1 Metaclasses の Design principles

P0707R1 は メタクラスという新しい概念、言語機能についての提案論文である。論文の中身そのものとは少し離れるのだが、1.1 の Design principles が中々良いデザイン原則で他のものにも流用できるな〜と感じたので引用してメモ。 The primary design goal …

量子力学と量子コンピューターについての学習メモ #3

前回の続き。 データベース検索 データベースの例として電話帳を取り上げる。電話帳は、名前の五十音順に番号が付けられている。これは昇順ソートされたリストであると解釈できるので、バイナリーサーチの手法によって比較的高速かつ簡単にアクセスできる。…

量子力学と量子コンピューターについての学習メモ #2

前回の続き。 ドイチュ-ジョサのブラックボックス ジョサのアルゴリズムとは、ブラックボックスが蓄えているビット列が均一か等分かどちらなのかを判定するアルゴリズムである。よって、このアルゴリズムが有効であるのは、ブラックボックスが蓄えているビッ…

量子力学と量子コンピューターについての学習メモ #1

量子力学、量子コンピュータについての個人的な学習メモ。学習を促すものでも入門記事でもなくあくまで個人的な学習過程でのメモである事に注意。 量子コンピュータ―超並列計算のからくり (ブルーバックス)作者: 竹内繁樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 200…

P0145R3の訳

・ツイッターで出題した未定義問題のお詫びと調査と解説について - paiza開発日誌 上記のように少し話題になっていたので、P0145R3の訳をざっくり書く事にした。 Abstract and Introduction そもそもP0145R3とは何についてのpaperなのか。 This paper propos…

STL Tutorial and Reference Guide,Second Edition C++ Programming with the Standard Template Library #4

前回から続く。このエントリーは以下の書籍を参照している。 STL―標準テンプレートライブラリによるC++プログラミング 第2版作者: ディビッド・R.マッサー,アトゥルサイニ,ギルマー・J.ダージ,David R. Musser,Atul Saini,Gillmer J. Derge,滝沢徹,牧野祐子…

STL Tutorial and Reference Guide,Second Edition C++ Programming with the Standard Template Library #3

前回から続く。このエントリーは以下の書籍を参照している。 STL―標準テンプレートライブラリによるC++プログラミング 第2版作者: ディビッド・R.マッサー,アトゥルサイニ,ギルマー・J.ダージ,David R. Musser,Atul Saini,Gillmer J. Derge,滝沢徹,牧野祐子…

STL Tutorial and Reference Guide,Second Edition C++ Programming with the Standard Template Library #2

前回から続く。このエントリーは以下の書籍を参照している。 STL―標準テンプレートライブラリによるC++プログラミング 第2版作者: ディビッド・R.マッサー,アトゥルサイニ,ギルマー・J.ダージ,David R. Musser,Atul Saini,Gillmer J. Derge,滝沢徹,牧野祐子…

STL Tutorial and Reference Guide,Second Edition C++ Programming with the Standard Template Library #1

一度全て通して読み終わっている書籍なのだが、こういった標準仕様に関わる書籍は何度読んでも私は個人的に楽しいので、なんとなく、今一度通しで読んでいる。 STL―標準テンプレートライブラリによるC++プログラミング 第2版作者: ディビッド・R.マッサー,ア…